Heal in the Pain

絵を描いたり日記を書いたりしています!

『AVERAGE BLASPHEMY』  

年末に開催される、DIRのライヴ『DORJE』の
12月28日のなんばHatchの公演に当選しました!
あとはチケットが届くのを待つばかりです!
12月2日に発売されるNEW SINGLE
『激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』
と、カップリングの「残」をいち早くライヴで
聴けるかもしれないので、楽しみです!!

さて、ではこの前発売されたDIRのMUSIC CLIP集
『AVERAGE BLASPHEMY』の感想を書いていきたいと思います。
ジャケットは、マゴッツのPVとジャケットを手掛けた黒坂圭太氏によるものです。
何となく、性器を彷彿とさせるようなクリーチャーの絵が描かれています。
それでは、全曲の感想を書いて結構長くなったので、
追記に書いていきたいと思います。


■VINUSHKA (Restricted Ver.)

製作者からのコメントもパッケージに封入されていました。
演奏シーンの間に様々な戦争の資料映像やイラストが挿入されています。
過激なシーンもあるのか、表現規制が為されています。
しかし、これは真実だ。
虚構ではなく現実にこういった地獄絵図が展開されていたのだ。
人間が行った業に思いを馳せるためにも、過激だという理由だけで
映像処理をしてもよいものかと思いました。
まぁ、会社側にも都合があるので、それは仕方のないことなのかもしれませんが。
何時か『AVERAGE PSYCHO』のように、映像処理無しの
ヴァージョンが観られる日が来ることを期待しています。
戦争の資料は『UROBOROS -breathing-』の背景に
流れていたのとは違うのかな?
京さんが合掌しているシーンが印象的でした。

また、製作者の文章で、初めて日本に落とされた原爆は、
二つとも異なる原理で製造されたものだと知りました。
何故、二度落としたのか?
それも異なる原理で製造されたものを。
それは、戦争を終結させるためのみならず、
「戦後の核開発をリードするための人体実験」「ソ連への牽制」なのではないか?
という批判や疑問の声に、アメリカ政府は一切答えていないという
事実も初めて知りました。

ロックというか、音楽を利用して世の中へ向けて何かメッセージ
を発するという試みは、よく目の当たりにしますが、まさかDIR EN GEYが、
自国のみならず他国へ向けて、このような形でメッセージを発する日が来るとは
思いませんでしたので、その事実に対して、僕は今、驚きを隠せずにいます。


■DOZING GREEN

とにかく哀愁の漂う作品です。
ちなみに歌詞は日本語です。
スクリーンの敷き詰められた部屋でメンバーが演奏しています。
また、赤色や橙色のバックにメンバーのシルエットが浮かび上がる演出が印象的です。
途中に漫画も挿入されていますが、誰が描いたのかはよく覚えていない。
この曲のタイトルにはGREENという単語が使用されており、
歌詞の中にも春という単語が使用されていますが、
この曲から連想される色はむしろ、赤色や橙色といった、
黄昏を感じさせる色ですね。
歌詞の中から連想されるイメージは、緑色の大地に眠る
腐敗の進んだ死体なのだが、それの指し示す意味は一体・・・?


■GLASS SKIN

こちらも日本語版の歌詞です。
こちらのPVはとにかく綺麗ですね。
真っ白な、とにかく幻想的な世界といった感じ。
メンバーの後ろにそびえ立つ建物や、空を飛んでいる恐竜(?)が、
なかなか素敵です。
しかし、そんな世界も少しずつ、黒に浸食され、崩れてゆき、
最後には真っ暗になってしまう。
一番後に出てくるアップの顔は京のものだと何処かで聞いた。
本当か分からんけど。

そして、京さんが何処かのインタビューでこの歌詞は環境破壊をテーマにした物だと発言していた。
京の口から歌詞の内容について言及されることはとても珍しいことだ。
歌詞の内容についてはどう解釈してくれても構わないが、あまりにも的外れな解釈をされると不快だから、最小限のヒントを与えたということらしい。
正直、僕もこの歌の歌詞の内容はハッキリとは分からない。
とはいえ、「地球を大事にしよう」といった感じの、ステレオタイプな内容ではないとは思うが・・・。
ただ、少なくとも僕は、このPVを観て、繊細で綺麗な世界がいとも簡単に崩されてしまうような、
そういった悲しみのようなものは伝わりました。


■冷血なりせば

『UROBOROS -breathing-』の背景に流れていた映像を使用。
曲同様、PVの方もカオスな仕様となっている。
超高速で踊る赤ちゃんとかwww
アニメの中のテレビ画面にライヴ映像が映っています。
残虐な世界を面白おかしく表現したような感じ?
「冷血なりせば」って色でいうと何となく黒っぽいイメージがあったんだけど、
これでまた、この曲に対する見方が変わったかも。

余談だが、この曲は何となく雰囲気や構造が「Hydra」っぽい気がする。
間奏が何となく神聖な感じがする所とかが特に。


■Agitated Screams of Maggots (Restricted Ver.)

シングルとこのPV集のジャケットを手掛けた黒坂圭太氏によるアニメ。
こちらも、相当ぶっ壊れた正真正銘カオスなグロアニメです!
ギャグにすら見えてきますw
そして表現があまりにも過激なため、所々にモザイクが、かかっています。
けれども何故か、発売当時からYouTubeなどで、モザイクなしのPVが出回っています。
僕もそれを何度か観たことがあるのですが、
モザイクが、かかっている方がいやらしく見えてしまいますね(笑)
まぁ、モザイクをかけるということは「これはいやらしいものですよ」
ということを主張しているもんだからねぇ。
規制なしのPVと見比べて「あ、ここもモザイクかける所なんや」
とか思いながら観ていましたw
けれども、テレビスポットでは、虫みたいなのが少女に踏み潰されるシーンが
モザイク無しで流れてたし、最後の巨大な足でグシャってなる
シーンは通常版のジャケットにもなってましたけどね。
けれどもこのジャケットを巡っては会社と
かなりもめていたみたいだけど。

それにしても、本当に、この作品を通して何を伝えたいのか
分からないくらいにぶっ飛んだ作品ですよねw
つまりはそれだけ怒りの感情に満たされているということなのかも。。。
ところで、『THE MARROW OF A BONE』リリースに伴いタイトルが
大文字表記されるようになったにも関わらず何故
「Agitated Screams of Maggots」と表記されているんだろう?
黒坂氏的にはこのPVのタイトルは「Agitated Screams of Maggots」だからなのかな?


■GRIEF

『THE MARROW OF A BONE』の収録曲。
廃工場内で演奏しています。
京さんは狭い部屋の中で埃を舞わせながら歌うシーンがあります。

そして、演奏している部屋の中には所々焼けただれた
人間の手や足や胴体などが吊るされています。
エキストラシーンでは、少女が母親から地面に顔を押しつけられる、
煙草を押しつけられる、髪を切られる、背中に文字を彫られる
などの、壮絶な虐待シーンが展開されています。
最終的には口から白い液体が出てきています。

これはいかにも『THE MARROW OF A BONE』の中に渦巻いている
「どす黒い怒り」を表現しているように思います。
怒りと悲しみが混濁したような感じでしょうか。
最後の画面が大きくなる所がカッコイイです!


■凌辱の雨

こちらはアルバムVer.の音源が用いられています。
白黒の映像です。
パーティ会場(多分)の中にメンバーが混じって演奏しています。
フードを被り、黙々とギターを弾いているDieさんがなかなかカッコイイです!
SMプレイみたいなことをしている人もいますw
凄くシリアスな感じのPVですが、撮影風景は割と賑やかです。
まぁ、パーティだからね。
最初と最後に出てくる犬が可愛いですw
そして、映像は白黒です。
それは、凌辱の雨という現実に打たれながら失いゆく心の前では
きらびやかな情景も無に等しいということなのだろうか?
とか、もっともらしいことを言ってみるw

そして、最も目を引くのは最後の京さんが鼻血を出すシーンだ。
果たしてこれは本物なのだろうか?
多分、本物なんだろうな。


■CLEVER SLEAZOID

こちらもアルバムVer.の音源が用いられています。
馬や犬の頭をした者や、ゴキブリが人間と同じことをしている。
撮影シーンでメンバーが演奏している中で、その着ぐるみを着た二人が
立っている図がなかなかシュールだった。
最初の雰囲気が何となく「冷血なりせば」と似ていますね。

このPVを最初に観た時は、社会が豊かになってゆくにつれて、
人間が馬鹿になってきているんじゃないかという印象を受けました。
かといって単純に昔に戻ればいいというわけでもないが・・・。
歌詞は恐らくPVとは違う趣旨で書かれているものだと思います。
それについては、また-『DESPAIR IN THE WOMB』Ver.-の所で書こうと思います。

それにしても、撮影シーンで、本物のゴキブリを撮影しているのには驚いた。
そして、京さんのイカツイ顔がなかなか素敵だ!
あの、歯に埋め込まれた金属がね!
それから天井が低いw


■RED SOIL

映画『ALWAYS三丁目の夕日』や『リターナー』などを手掛けた白組による制作。
メンバーが演奏を始めると同時に、壮大で色鮮やかな背景が出現してゆきます。
その中で、メンバーだけが白黒です。
背景は地球が出てきたり、地面のガラクタの山から手が生えてきたりと、様々。
そして、たまに出てくるガラクタで出来た人形がなかなかカッコイイです!
撮影シーンを見てみると、その人形の動きは
メンバー五人の動きを全てトレースしているようです。
けれども、その動きがまた、何かを訴えているように見えて面白い。
全体的に、なかなか面白い作品です。
そして、何度も繰り返し観たくなるような、中毒性のある作品かも。


■VINUSHKA (Promotion Edit Ver.)

演奏シーンを中心に撮られたPVであり、『UROBOROS』
リリース時に発表されたもの。
約9分半あるこの曲を5分程度に短縮させられています。
撮影は廃墟と化した建物の中と外で行われています。
クルーの人はヘルメットを被っていました。
落石があるかもしれないから、演奏時はメンバーも緊張してたかもな~
とか思いました。

そして、屋外での演奏シーンなのですが、
広大な空の下で演奏しているシーンは、まさに
「業と歩む 天地裂けた我この身と叫ぶ」
という言葉がぴったりと合いそうな気がしました。
シーンの合間に出てくる彼岸花に凄く哀愁を感じました。


■CLEVER SLEAZOID -『DESPAIR IN THE WOMB』Ver.-

『DESPAIR IN THE WOMB』に収録されているライヴ映像に合わせて
「CLEVER SLEAZOID」が流れる仕様となっている。
映像は主にDISC-IIの海外ツアーの物。

ライヴPVは三つとも京の自傷行為が目を引きますね。
何となく「audience KILLER LOOP」の
「胸を切り裂いて流れる血にさえ理由が必要 そうだろ?」
という歌詞を思い出す。
そういえば、ある一人のファンが「audience KILLER LOOP」も
「CLEVER SLEAZOID」も、歌詞の内容はファンに対する批判だと言っていた。
ちなみに、先ほどの歌詞は、京が胸を切り裂くのにもちゃんとした理由
があるにも関わらず、ファンはこれをただのパフォーマンスの一種
として受け取っている。
つまり、発信者と受信者の間に認識のズレがある。
その事に関して京が虚しさを感じているからこそ
このような歌詞を書いたみたいです。

でもまぁ、これはあくまでもそのファンの解釈であり、実際の所、
京がどのような意図でこの歌詞を書いたのかは分からない。
けれども「CLEVER SLEAZOID」の英語で

「右も左も前も後ろも、絶望と痛みで溢れかえっている
 奴らはこの怒りも、この感情も、この激情も全て嘘だと言いやがる
 枯れてゆく・・・」

と書かれている部分を見ると、あながちその解釈も的外れではないような気がします。
声も出ないくらいに叫んでみても何も伝わらない。
そんな今に一人と気付く・・・。
そのような切なさが伝わってきました。


■AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS -『DESPAIR IN THE WOMB』Ver.-

こちらは日本武道館の2-Daysの様子が多数盛り込まれています。
そして、海外ツアーの様子も。
一日目の一曲目、「悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱」と
二日目、初披露となった「CONCEIVED SORROW」のシーンがなかなか印象的です。
そして来年の一月にこの2-Days以来となる武道館公演
『UROBOROS –with the proof in the name of living-』が、これまた2-Daysで開催されます。
残念ながら僕は行けないのですが、果たしてどんなライヴを展開してくれるのか
非常に楽しみです。
また何らかの形で映像化されることを期待しています。

また、武道館での2-Daysが終わり、すぐさま『THE FAMILY VALUE TOUR』へと飛び立つ
様子がドキュメンタリー風に展開されているのも印象的でした。
2006年はDIRにとってはこの『FVT』に参戦など、色んなことが起こった年だし、
僕もDIRのライヴを初参戦をした年なので、何かと色々感慨深いです。

最後に京さんがお立ち台をカメラに向かって投げつける所がカッコイイです!


■CONCEIVED SORROW -『IN WEAL OR WOE』Ver.-

『IN WEAL OR WOE』は持っていないので、使われている映像にはあまり見覚えが無いですね。
この「a knot」限定DVDは2007年の活動を濃縮して、ドキュメンタリー風にしたもの。
2007年もDIRにとっては色々あった年ですね。
初めて海外でヘッドラインツアーをしたりとか。
その様子は『みゅ~じん』でも取り上げられていました。
今も録画した物が残っていたと思う。

体育館程度の広さの会場でライヴをしているシーンが印象的でした。
本当に、色んな場所でライヴやってますよね。

映像はスローで流れているので、それが何か「CONCEIVED SORROW」の
暗さをより一段と引き立てているような気がします。
凄く切ない。
そして、京さんがステージ裏で寝ころんでいる所や、
ステージ上を転げまわっているシーンが、痛々しかったです。

この曲は『THE MARROW OF A BONE』の一曲目に位置している訳ですが、
ラストに流れると、凄く吸い込まれそうな暗い後味を覚えますね。
そしてその後味こそが、この曲の魅力なのかもしれませんね。

category: 日記

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